理事長あいさつ
公益財団法人東京しごと財団は、働く意欲をもつ都民や事業者のために、一人ひとりの経験や能力を生かした雇用・就業支援を行っています。しごとは、人生の多くの時間を占めるものであり、生きがいや喜びを得られる重要な活動です。当財団は、しごとに関してお困りの方々に対し、少しでもお役に立てるよう、きめ細かなサービスを提供しています。
当財団は、昭和50年に設立された財団法人東京都高齢者事業振興財団を前身とし、シルバー人材センターの運営支援や高齢者の就業相談を行っていたのがはじまりです。
平成16年4月に、当時の厳しい雇用環境に対処するため、財団法人東京都心身障害者職能開発センターと統合し、財団法人東京しごと財団として発足しました。そして、障害者を含めた全年齢層へと支援対象を広げ、同年7月より、東京都から「東京都しごとセンター事業」を受託しています。
現在の東京の雇用情勢に目を向けると、生産年齢人口の減少や企業における働き方の見直し、高齢者や女性の就業促進、不本意な非正規労働者の正社員化、障害者雇用及び職場定着の推進、企業の人材不足解消など、様々な課題が山積しています。
当財団では、新たな社会ニーズを的確に捉えながら、年齢、性別、障害の有無を問わず、働く希望を持つ全ての人が活躍できる社会の実現に向けて就業支援に力を注ぐとともに、都内企業・事業者に向けた人材の確保、雇用環境の整備等に関する事業を展開し、雇用の受け皿となる企業側への支援にも取り組んでいます。
日々刻々と変化する雇用情勢に適切に対処するため、職員一同「東京の”しごと”に寄り添う」という思いを一にしながら、支援を必要とする都民や事業者の皆さまに寄り添って、就業支援事業を推進し、豊かな職業生活の実現と活力ある地域社会づくりに貢献してまいります。
公益財団法人東京しごと財団
理事長 中澤 基行