事業活用事例集5
障害者委託訓練を活用して雇用継続
生命保険会社に勤務するAさんが、※障害者委託訓練(在職者訓練コース)を受講して必要なパソコン技能を習得し、現在の職場で継続して勤務をしています。
※障害者委託訓練は、(公財)東京しごと財団がハローワークと連携して実施する障害のある方のための多様な職業訓練です。
訓練内容について
- コースの種類:在職者訓練コース
- 訓練期間(時間):1か月(15時間)
- 訓練内容
- 雇用継続のために必要な知識・技能の習得
- 在職視覚障害者向け「ビジネスに必要なパソコン技能の習得(選択制)」
※Accessの基礎習得(訓練ニーズにより内容が異なります。)
- その他
在職者訓練の標準訓練時間は、12時間から160時間(3か月以内)で、訓練ニーズや受講が可能な時間等を考慮して訓練計画を作成します。
訓練実施機関について
- 事業所名:特定非営利活動法人 視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)
- 規模(従業員数):登録メンバーは約100名。うち8名が講師可能。
- 業種:視覚障害者のパソコン利用推進及びアシスト(パソコン教室、情報提供等
- 訓練実施の経緯
受講生は、両目の視野について損壊率95%以上の身体障害者手帳2級保有者ですが、担当業務の状況から早期にAccessの基本を習得する必要があり、音声ソフトJawsを使用した個別指導にて訓練を行いました。
- 受入れ後の感想(実習後の変化等)
短期間にして内容的にはハードな訓練でしたが、理解の速度が速く、計画通り訓練を修了しました。
Accessを使用する上での基礎となる部分について理解していただけたと思います。
職場での一層のご活躍が期待されます。
受講生について
- 障害種別(等級):身体障害(2級)
- 受講の理由
Accessでの業務処理が増加しており、早急に音声ソフトJawsを使ったAccessの処理について習得する必要があったため。
- 受講後の感想
5日間の短期集中の訓練でしたが、とても奥の深いAccessについて、マンツーマンでわかりやすく手ほどきしていただき、今後職場で活用していける目途がつきました。
- 受講後について(就職の有無等):現在の職場(生命保険会社)に継続勤務